ホワイトバードのブログ〜第6章〜

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<<   作成日時 : 2012/03/16 18:45   >>

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昨日は高校(と、いうか中高一貫校)の卒業式でした。
ちなみに第一回です。一期生だったので。

まあ6年間は長いです。よくも飽きずに通ったとおもいます笑
ただ俺の場合は、テニス部だった前半3年と陸上部だった後半3年では全く違う生活でしたが。

途中でテニス部を退部した俺ですが、いまだにテニス部の友人とは交流があります。
中1から仲の良かった三人組(このブログだと島津買食大魔王という名前で良く出てきた)。
中2のサイクリングからはほぼ毎回参加してるタイヤマン(昔の記事では友人Jという名前)。
入学前の説明会で話して以来、仲よくしていたノブ(昔の記事では友人Sという名前)。
二度の課題研究ともに同じ班で塾も同じだった友人Ne
皆テニス部の仲間です。
俺は早々に退部しましたが皆変わらず接してくれました。


高1からは陸上部員となります。
テニス部とはまた違ったノリに戸惑いつつも染まっていきました。
特に高2は部長を務めていたため、波乱の一年でした。
ずっと一緒に練習できると思っていた先輩達の引退、自分が率いることとなった夏合宿、二度の気胸による入院と手術、東日本大震災のため一時はどうなるかわからなかった先輩達の卒業式、そして自分自身の引退
また文化祭では照明・LD担当で夏休みは準備に追われ徹夜つづきでした。

高3は当然受験の年。最後の最後にあんなことが起こるとは思っていませんでしたが…この一年も結構波乱だったな。

そんな6年間の学校生活に一応の区切りをつけることとなった昨日の卒業式。
まあ俺にとってのメインイベントは卒業式の後にある陸上部での集まり「三送会(三年生を送る会)」です。
当然ですが部長である俺は最後を締めくくる必要があります。
国立後期試験が12日にあって、卒業は15日ですからあまり準備の期間がありませんでしたが、前日14日はほぼ徹夜で後輩へのメッセージを作っていました。


引退のときも、後輩へのメッセージを述べました。
あのときは原稿なんて用意してないし、頭の中で考えたことをそのまま言葉にするつもりだったのですが。

シュヴァルツ

サイクリングにも一緒にいった、同じ長距離同期組として2年間ともに走ったシュヴァルツが、俺の前にスピーチをしていたのですが、突然俺へのメッセージを述べ始めたからさあ大変。
涙腺崩壊です。
俺の性格はどちらかといえば、「伝えなくてもわかってくれる」みたいな、超日本人的なものでした。
シュヴァルツには感謝していたし、あいつがいなかったら俺は長距離やっていけなかったんじゃないかと思ってはいましたが、言葉にして伝える必要はないかなと思っていたのでシュヴァルツの奇襲を予想していなかったのです。
一気に頭の中が真っ白になり、その後の自分のスピーチでも何を言ったか詳しくは覚えていません。


一つはっきりしているのは、常日頃言っていた「今その瞬間を大切に、全力で楽しめ」というメッセージ。
これは入院・手術、そして走りたくても走れない経験をした俺が病床で気付いたこと。
手術をしないという選択肢もありました。しかしそれでは部活を続けることは許されない。

手術を受ける選択をすることは最初からわかっていたのです。「走る」ことが本能的に好きで、だからこそここまでやってきたんだ。「部長」という役職に縛られて忘れていた、自分も一人の「選手」であるということ。
もう引退まで二か月しか残されていなかったけど、そこから先の挽回の背景にはこんな理由があったのです。





さて受験の年である高三の最後に「あんなこと」があったと書きましたが。
俺は一番出会ってはいけない時期にある作品と出会ってしまいました。

その作品は高校生の部活を舞台にした漫画・アニメなのですが、
小説(特にミステリー系)が好きな俺はアニメなんかでも伏線や軸となるテーマなどに注目して見てしまいます。

そのアニメのテーマの一つに「今その瞬間を楽しむ」というものを見つけてしまったのです。
これはびっくりしました。この答えを得るのに俺は肺に穴開けて、手術までしたというのに(笑
でもホント、あのときの自分の選択は間違っていなかったんだと、改めて感じたのです。


ところで、何故この時期に出会ってはいけなかったかというと。
学園物語ですから当然受験・卒業などのイベントがあるわけです。
どうしても自分と重ね合わせてしまうんですね。この作品を知ったのは2月頃だからちょうど受験期で、すぐその後に卒業がやってきます。

受験期だというのに、本当に色々なことを考えさせられました。この一か月で大きく考えが変わったかもしれません。

まず作品内の部長は一見おおざっぱですが、部員のことを良く見守り些細な変化を見逃さずに気遣いできるすばらしい部長として描かれています。
これはもう俺へのあてつけか…?って感じでした(完全な被害妄想)
俺自身、果たして部長としてこんな気配りできていたのか不安になるくらい理想の部長像。


また作品内には度々文化祭も描かれますが、文化祭をバックアップ側で支えていた俺は当時の自身の体験を振り返り、様々な視点から見ていました。
たとえば文化祭でバンドの演奏を見ているとします。当然お客さんはバンドの演奏やMCに注目するでしょう。
しかし、その裏では本当に多くの人の助けがあるということを俺は身を持ってしっているのです。
生徒自治会や音響に照明、そして舞台に立つ団体さん。皆がみな、本気で取り組んではじめて文化祭は完成する。
「自分たちだけのライブじゃない」という台詞が作品内にありましたが、まさにその通り。

陸上だって、最後は自分自身との戦いだけど一人じゃ何もできません。
ともに切磋琢磨できる仲間、部の運営者や大会の運営などがあって初めてスタートラインに立つことができる。
そしてこれは受験もまったく同じ。競い合う仲間・塾や予備校の支援をしてくれる親。一人じゃ受験に臨めない。



そしてさっきも書いたけど今を楽しむ」ことを実践しているある部員。
運動部において怪我しないように練習量を管理することはとても重要です。
しかし、それを恐れて練習せずに――前へ進むことをためらっては意味がありません。
手術は今まで経験したことがないくらい苦痛を伴うものでした。
このまま走り続けたらまた手術をしないといけないかもしれない。
そんな俺が走り続けられたのは「今を楽しむ」ことを知ったからです。

後先考えずに全力で楽しむなんて馬鹿だと言われるかもしれません。
社会に出たらこんなこと当然出来ないでしょう。
でも、高校の3年間ってこの先無いくらい濃度の濃い三年間だと思うんです。
そんな三年間を全力で楽しまなくてどうする、と俺は言いたいです。



この作品を観終わって俺は思いました。
「なんだ、ここにあること全部俺知ってるよ」

陸上部での三年間。最初は不安だらけでしたが、一見無駄に見える時間までもが俺に教えてくれていたのです。
ここまで書いてきたことを。
国立前期試験が終わったあと、久々に陸上部同期の男子4人で集まりました。
結局その日は夜遅くまでファーストフードで他愛もない話で盛り上がり、
俺達、何やってるんだろうな
正直、あそこまで時間の無駄な遣い方は無いんじゃないかってくらいどうでもいい話ばっかりしていました。

恐ろしいことに、上のようなやり取りもこの作品内に出てきました。
卒業間近の部員が部室に集まって「人生の無駄遣い」ともいえる不毛な時間を過ごす。
しかし皆「その瞬間を楽しんでいる」んです。


自分が間違っていなかったことを、この作品が教えてくれたと思えば、ある意味この時期に出会ったのは正解だったとも言えるのかもしれません。





ただ一つ、俺が気付いていなかったことがありました。
卒業です。
卒業は当然、現役をともに過ごした後輩や学校・仲間との別れです。
だからある種の「終わり」だと思っていました。
引退も、現役部員の「終わり」ですから、そういう類に弱い俺は涙を流しました。
もっと遡れば、一つ上の先輩の引退でも俺は泣いていました。

当然、卒業でも俺は泣くんだろうな、と思っていたのです。


しかし、作品内に出てくる高校生たちは泣いていなかった。
残される後輩は泣いてしまっていたが、卒業生はいつも通りの雰囲気で巣立っていった。
それは、卒業は「終わり」じゃないことを知っていたからでした。
まあ区切りであることに間違いはないけど、終わり続けるから始まり続けるというフレーズにもあるように、「始まり」でもあるのです。


別に卒業したからといって先輩・後輩の関係がなくなる訳でもなければ、同期の仲間がいなくなってしまうこともない。
今を楽しむ」ことを知っていたのに、このことには気づいていませんでした。




だから、というわけではないでしょうが、昨日俺は泣きませんでした。
(俺の前にスピーチをしたシュヴァルツが俺への言葉を述べたときは一瞬あぶなかったけど…笑)
いつも通り、いつもの仲間とくだらないことを話し、いつも通りいつもの場所であっさり別れた。
まるで明日も会うんじゃないかと思うくらい。

大学に行ったら、皆それぞれ楽しめることがあるだろうし、もしかしたら卒業式後二度と会わない友人もいるかもしれない。
だけど卒業式だからといって特別いつもと違うわけでもなく、いつも通り楽しめば良い。
(だからといって、教室でトランプをしている俺らもどうかと思いますが笑)



卒業を前にして、高校の三年間を振り返る手助けをしてくれたこの作品には感謝しています。
そしてこんなに幸せな三年間をくれた陸上部には感謝しきれません。

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